2007.09.08 Sat
![]() ![]() 日本の放送衛星「JCSAT-11」を搭載したプロトンM型ロケットが打ち上げに失敗して、カザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙宇宙基地の近くに墜落した。 まぁ、こういうことはよくあることなので、あんまり気にしてはいけないわけで、JCSATの発注主であるJSAT株式会社は即日後継機の発注を行うなど、しっかりとリスクを認識していたわけで。 で、今回問題になっているのは、燃料が非対称ジメチルヒドラジンだったことだろう。 ご存知の通り、非対称ジメチルヒドラジンは猛毒で、これが落下してばら撒かれたとなりゃ大騒ぎだ。 最近のロケットでは、非対称ジメチルヒドラジンは設計段階で考慮されない。ヒトラジンは確かに四酸化二窒素と混ぜるだけで発火するので、宇宙空間では着火機構が必要ないので使われるが、ロケット本体では、毒性の影響もあり最近設計された機体では使われることはない。まぁ、効率でいえば、液酸液水だし、液酸ケロシンはかれた技術で安定しているので、そのへんも含めて新規では採用されないわけだが。 なんにせよ、失敗は失敗。リスクをちゃんと認識していたJSATは、ちゃんとロケットとは何ぞやということを理解していたという点で評価できますな。予備機の後継機だったというのも、衛星のリスクを解ってるってことだから、やっぱサービスに直結する会社は考え方が違うということでしょうか。 予備機の完成予定は2009年。次もプロトンMで上げるのかなぁ。 宇宙開発の50年 スプートニクからはやぶさまで (朝日選書 828) posted with amazlet on 07.09.08 武部 俊一 朝日新聞社出版局 (2007/08/10) 売り上げランキング: 94823 鈴木 弘一 中村 佳朗 森北出版 (2004/04) 売り上げランキング: 329481 |
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